米国株 最低取引手数料変更による投資方針の再検討
★米国株 最低取引手数料の変更
現在、私は投資信託を使って米国株投資をやっております。
米国株はグーグル、アマゾン、コカコーラなどの優良企業が多く今後も人口増加傾向で成長が見込めるプラスサムゲームです。
さて、最近 米国株ブログ村界隈で、SBI証券・マネックス証券・楽天証券が米国株の最低取引手数料が5ドル⇒0ドルになると騒がれています。
すなわち、購入価格が4444ドル(約45万円)以下であれば、取引手数料が一律0.45%となり、少額からの投資が可能となります。
※SBI証券HPより
可視化すると
手数料が0.45%を上回らないようにするためには1111ドル(約12万円)以上の買い付けが必要でしたが、今後はそれを気にしなくていいってことですね。
★投資戦略への影響
現在、投資信託で楽天VTIを積み立てていると言いましたが、それはVTIを買って配当を貰っても12万円貯まるまでは再投資できなかったからです。
それが、VTI1株約1.5万円からでも再投資できるとなると、かなりハードルが下がります。
VYM,BND,PPFはさらに単価が安いので、購入しやすいです。
直近では
VYM:88ドル(9500円)
BND:83ドル(8964円)
PFF:37ドル(3996円)
例えば、500万円分のVTIを持っているなら、年間配当は約1.3%の7.8万円を期待できます。
その場合、四半期に一度配当がでますのでその度に配当再投資が出来そうです。
★投資信託とETFのシミュレーション
実際どちらがどのくらい有利かを貯金・楽天VTI・VTIでシミュレーションしてみました。
※信託報酬≒実質コスト
取引手数料では楽天VTIが有利ですが、信託報酬・成長利回り・配当利回りの合算ではVTIのほうが有利です。
トータルでは若干VTIのほうが有利。
ただし、楽天VTIの実質コストが下がりつつありますので、そのうちほぼ同じになるでしょう。
成績的には楽天VTIとVTIのどちらでも構わないと思います。
★投資信託とETFの再整理
状況が変わったところで、投資信託(楽天VTI)とETF(VTI)のメリット・デメリットを整理してみます。
<投資信託>
<ETF>
- 1株から購入可能
- 取引手数料がかかる0.45%
- 為替手数料がかかる
- 自動定期購入も可能
- 実際に配当金がもらえる(課税有り)
- 配当金の日本課税分を取り戻すには確定申告が必要(追加)
- 配当再投資は手動
- 実際に配当がでる嬉しさがある
- ランニングコストが安い(VTIは0.03%)
- 選択肢が広がる(VYM,PFF,個別株など)
米国株の最低取引手数料が引き下げられたことにより、投資信託の旨みが少なくなりました。
投資信託の旨みは以下になるでしょう
- ほぼ全自動で楽であること
- 自動配当再投資による課税の先延ばし
- 積み立てNISAに適用される
★今後の投資方針
上記を踏まえて私が考える今後の投資方針です。
①年間投資額は70万円の予定
②楽天VTIを積立NISA枠で購入
年間40万円(月に3.3万円)
③残りをETF・個別株に投資
VTI,VYM,BND,PFF,個別株を検討
嫁様の積立NISA枠を活用し残金を投入 ※交渉中
積立NISAのメリットは大きく、これを利用しない手はない
実際の配当金は効率は悪いがモチベーションが上がる
ますます、米国株投資が身近になって利用しない手はないと思います。