専業主婦は2億円損をする 共働きは厳しいのも現実
「専業主婦は2億円損をする」(橘玲著)を読みました。
<目次>
1.生涯正社員で働き続けるより専業主婦は2億円所得が低くなる
夫の給料が上がり続けた数十年前と違い、給料アップが期待でず、終身雇用がなくなりつつあるこれからの時代、専業主婦であり続けることはリスキーです。
専業主婦が社員になるのは至難の業でほとんどは無理でしょう。
正社員として働いたときの生涯年収は2~3億円で、それと比べて専業主婦は2億円損をするということです。
2.女性が正社員で働き続けることの難しさ
専業主婦が悪いと言っているのではありません。むしろ、今の日本で子育てしながら仕事をするのは想像を絶する負担です。
欧米と違い夫の家事・育児の参加率は低く、夫としても育児休暇も取りにくいし、周りの理解が得られず定時で仕事を終えることさえ後ろめたいでしょう。
さらに、保育園は空き待ちでいっぱいで「日本死ね」とか言われている始末で、仕事を続けられる環境ではありません。
私の部署は残業時間が40~60時間程度で、共働きで小さい子がいる同僚は送迎等で早く変える必要があり、大変そうです。奥さんとも争いが絶えないそうです。
我が家も近くに頼れる両親がいないこともあり、子どもが生まれてからは嫁には専業主婦になってもらっていました。
子どもが小学生になってからは、パートで働いています。
嫁はもともと、事務処理能力が高く、専業主婦でいさせるのはもったいないし、私の給料は下落しており、会社の将来性も怪しいので、リスク分散のために少しずつ仕事を増やしてもらう予定です。
金銭面では仕事をやめず育児休暇で働き続けるのがベストですが、実際は小さい子供がいれば働き続けることは難しいです。
3.専業主婦のメリット・デメリット
①メリット
子どもに時間が使える
②デメリット
・収入が減る
・育児ストレスが多い
・社会とのつながりが少なくなる
・復職が難しい
③その他
日本では親が近くにいない限り、働き続けることは難易度が高い。
4.じゃあ、どうする?
そんな、甘くないよと言われるかもしれませんが、自分が経験したうえでの解決案です。
①子どもが小さいうちは周りに頼る。もしくは子育てサポートを活用し、仕事をやめず、育児休暇で乗り切る
親が近くにいれば頼るのがベストです。
子育てサポートもお金はかかりますが、長い目で見れば、後々取り戻せます。このときは、我慢して、お金を使います。
②復職しやすいスキルを身につけておく
例えば、看護師は全国どこでもできるしかなりいいと思います。命を預かる仕事で大変ですが、給料もいいし、引く手あまたです。
③なるべく早く復職し、長い期間働き続ける
そこまで給料は高くなくても、長く働き続けることで生涯年収を上げることが可能になります。これが現実的かな。
5.まとめ
子育てに時間が使えることはプライスレスで、日本の環境は子育て家族には厳しい環境ですが、専業主婦でい続けるデメリットも多いかと思います。
正解はわからず、なかなか難しい問題ではありますが、リスクと将来を見据えてアクションする必要があると思います。