保険の必要性
目次
日本人は生命保険好き
日本人は生命保険好きです。
<各国の生命保険加入率>
日本:90%
米国:80%
英国:50%
日本は公的医療制度が充実しているにもかかわらず,ほとんどの世帯で加入しています。
そう言う私も、25歳頃 保険屋さんの口車に乗って生命保険と医療保険に加入し夫婦で年間30万円程つぎ込んでいました。
保険は人生の3大出費と言われます。(マイホーム、教育、保険)
月額はそこまで高くなくても、生涯支払合計まで算出するとすごいですね。
保険はなぜ必要か
自分では到底払えない額の危険に対して、みんなでお金を出し合って補完するためです。なので、払えそうな額に対しては必要ないです。
例えば、稼ぎ主が死んだ場合、残された家族が生活できない。入院した場合、入院費・手術費が払えない等に対応するため。自動車で加害した場合の補償など。
ですから、養う家族が居なければ生命保険は必要ないと思いますし、医療保険も公的医療制度、障害年金制度があり生活防衛資金があれば必要ないと考えています。
心配だからとりあえず、保険に入っておこうではなく、資産・公的医療制度・家族環境等を考慮して本当に必要か、必要だったらいくらの補償が必要かを考慮する必要があります。
保険の還元率
保険の還元率(投資金額に対してどの程度戻ってくるか)で考えてみました。
保険:50%未満(※保険会社、契約内容による)
宝くじ:45%
競馬:75%
保険会社では基本的に保険料金の詳細を開示していないので精度の良いデータは調査できませんでした。ただし、保険会社も儲けないと、社員の給料が払えないので
元が取れるようにはなっていないと思います。
そこで、私は終身タイプの保険にしようと考えました。
私の場合
子供ができて、万が一があったらどうする?入院したらお金かかるよとか言われたら
保険必要だよねと思ってしまいます。
加入当時の考えはこうです。
・万が一の場合の子供を養うための補償
・高齢になるほど保険は必要になるので終身
・生命保険は終身なので多分元は取れる
<本人>
死亡/変額終身:900万円(9,749円/月)
死亡/逓減定期:2,100万円(2,846円/月)
医療/終身 :0.7万円/日(5,214円/月)
成人医療/終身:0.5万円/日(1,351円/月)
<妻>
死亡/終身 :400万円 (3,295円/月)
医療/終身 :0.5万円/日(2,918円/月)
女性医療/終身:0.5万円/日(1,521円/月)
月支払い合計:2.7万円
年間支払合計:32.3万円
生涯支払い合計:1161万円
その時は、それなりに考えて完璧と思っていたのですが、少し知識をつけて考えると全然完璧ではありませんでした。。。
・日本は医療制度が充実していることに今更気づいた。
・収入が減ると保険料を維持するのがきつい
・ハイパーインフレになったら保険金の実質価値が目減りする
・支払総額に対して、実質還元率が低く、掛け捨て+投資にしとけばよかった。
収入が減ると赤字家計になり、固定費を減らすために保険の見直しを行う必要が出てきました。
医療保険について勉強したら、日本は公的医療制度、障害年金が充実しており、生活防衛資金があれば必要はないと言う結論に達し解約しました。
生命保険も掛け捨てに変えたいところでしたが、継続することにしました。
・10年以上続けており、投資金額が大きかった
・途中でやめなければ元は取れる。はず?
・老後の年金にする。
・変額保険なので日本財政破綻→ハイパーインフレにもある程度対応できるだろう
終身保険は、現役で支払い終えて老後の補償が確保できるから良いと考えていましたが、自由度が低く、私のように、途中で状況や考えが変わったら大きな痛手があります。
また、保険で元を取ろうとしても、中々取れませんし、上手くやれば投資のほうがよっぽど還元率はよいと思います。
まとめと私が考えるベストな保険の入り方
・保険は自分では支払えない危険に対してのみ掛け、必要最低限にする。
・公的医療制度、障害年金も考慮したうえで、保険を検討する。
・環境の変化に対応できるよう、終身ではなく、掛け捨てのほうがベターと思う。
補償はできませんが、自分で経験して、今だったらこうするというプランです。
■養う家族が居ない場合
生命保険:不要
医療保険:掛け捨て。生活防衛資金ができるまで。
■養う家族が居る場合
生命保険:逓減定期
医療保険:掛け捨て。生活防衛資金ができるまで。
入るなら、非営利である共済とかがいいかもしれませんね。