個別株は難しい 凡人は米国株インデックス投信で運用が最適解の1つ
私は持ち株以外は個別株をやっておりません。理由は単純に個別株で儲かる能力と自信がないからです。
合計資産は2200万円程度ありますが、6年後から教育資金が大きくかかる予定なのであまりリスクも取れません。
<現状の資産>
銀行預金 1500万円
企業型確定拠出年金 300万円
SBI証券 380万円
持ち株 20万円
<目次>
1.個別株のメリット・デメリット
<メリット>
①面白い
何といっても、自分で企業を選んで投資することで成長を応援できる面白みがあります。企業の強みを理解し将来性を見越して株を購入します。これは、インデックス投資にはない大きなメリットだと思います。
②当たれば儲かる
選球眼がよければ、分散されていない分インデックス投資よりも儲かります。成長株を掴むことができればインデックス投資の数倍の利益はあるかと思います。
③配当金がでる
配当金がチャリンチャリン入ってくるのは励みになります。税金はかかりますが、確実に利益が確定しますので下落相場時には心理的に有利です。
④ランニングコストがかからない
投資信託のようにランニングコスト(信託報酬)はかかりません。ランニングコストは資産規模が大きく、長期投資をする場合は、重要な要素かと思います。
<デメリット>
①外れたら地獄
環境変化・不祥事等による株価暴落リスクがあります。絶対安泰と思われた東電は原発問題により株価が暴落し、超優良企業だった東芝は巨額損失発覚により暴落、どんないい企業でも10年後・20年後はなかなか予想できません。
米国株でもGEはダウ30種から陥落するし、私にはその選球眼はなさそうです。
②手間暇がかかる
やはり、良い企業を選ぶにはかなりの労力がかかると思います。トップ企業が数百ある中から優良企業を選ぶにはスクリーニングして、企業を調査して将来性を検討する必要があります。選べば終わりではなく、ずっとウォッチして情報を収集する必要があります。好きでないと負担が大きいかと思います。
このように個別株は儲かるメリットもありますが、手間暇がかかるため、投資が大好きな人がやる分野かと思います。
2.インデックス投資のメリット・デメリット
<メリット>
①リスクが分散される
日経225だったら225社、米国株SP500だったら500社に分散されます。景気悪化による株価下落は仕方がないとして、倒産リスクは心配する必要がありません。
②選球眼はそれほど必要ない
インデックス投信は基本的には数百~数千の企業株をまとめて購入するため、企業調査は基本的には必要ないです。
ただし、注意が必要なのは成長分野に投資しないと資産は増えませんので、大雑把に将来性をみこめる分野の選球眼は必要です。
③ほったらかし
一度選べば、あとはすることなです。むしろ、ほったらかしにしたほうが市場の状況に惑わされる必要がなくなり、株価の上下に一喜一憂しなくて済むため良い結果が得られると思います。
必要なのは、ひたすらBUY&HOLDに耐えうる精神力です。
④少額積立ができる
米国株は1株からですが、日本株はものによりますが100株単位からしか買えません。ですので、数万~数十万単位での購入になります。これは初心者には大きなハードルで二の足を踏む要因となります。
投資信託では100円単位から積立できますので、毎月1万円など給料の一部を積み立てるなどできるためハードルは下がるかと思います。
また、積み立てすることで高掴みをさけ平均値ですが安心して購入できます。下落相場でも、今後上がるか下がるかきになるところですが、動向を気にせず買い増せます。
<デメリット>
①儲けが比較的小さい
大負けもしにくいですが、大勝ちもしにくいです。米国株で5%~7%程度の年利になります。
②ランニングコストがかかる
信託報酬がかかります。銘柄によりますが、メインのところで年間0.1~1%程度のランニングコストがかかります。小さいかもしれませんが、大きな資産で長期運用した場合、大きくちがってくるため、コストにはこだわる必要があります。
米国ETFは0.1%以下、投資信託でも0.1~0.2%の銘柄が出ています。
3.私の場合
何度も書いていますが、私の場合は楽天VTI(全米株式)に積立投資しています。
まずは、個別株に投資する能力もありませんし、時間と労力がかかってしまいますのでインデックス投資にしています。
また、日本は今後少子高齢化・人口減少により成長は見込めません。代わってアメリカは世界をリードし革新的な企業がいくつも出てきており、過去の十分な実績と今後も人口増加する予定で将来的な成長が見込めます。
国際分散か米国集中化は悩ましいところですが、現状は米国集中としております。
4.最後に
投資に正解はありませんが、凡人が投資をやるなら米国株式のインデックス投資が最適解の1つと考えます。