世の中やっぱりお金だね

お金だけでは幸せになれません。ですが、お金で大抵の事は解決できる!ダメリーマンですが、生きていくために経済的自由を目指します。

「お金は寝かせて増やしなさい」 インデックス投信でゆっくり確実に資産を増やす

インデックス投資ブロガーの大御所の水瀬ケンイチ氏がかかれた「お金は寝かせて増やしなさい」を読んでみました。

基本的には、インデックス投資のブログを読んでいれば身につく情報と思いますが、初心者にもわかりやすく書かれており、教科書的な存在かと思います。

1.ざっくり概要

  1. インデックス投信の長期運用で複利の力を借りてお金を増やす
  2. 国内外の株式・債券に分散させてリスク低減
  3. 家計把握→生活防衛資金→資産配分決定→決めた商品に積立
  4. リバランスだけはやろう

2.生活防衛資金

忘れがちですが、生活防衛資金を貯めて余裕資金で投資するというのは結構重要と思います。

特に、何も問題がないときは別にいいですが、入院したとか、大きな買い物が必要などあると大事な投資資産を崩す必要がでてきます。また、株価が暴落したとき余裕資金の場合とそうでない場合では全然気持ちが違ってきます。

生活防衛資金は長期投資を行う場合は、絶対あったほうが良いです。

3.分散投資

また、私の考えと少し違うのは分散についてです。

リスク許容度によるところかと思いますが、債券よりも株式のほうがリターンが良いため長期投資をめざす私はほぼ株式(+キャッシュ)にしております。

暴落は長期積立投資家にとってはチャンスととらえ、投資は余裕資金で行い、退場しないような信念やメンタルを持てれば株式だけでよいはずです。

しかし、私はリーマンショックのような大きな暴落を経験していないため、本当のリスク許容度を理解できていないだけかもしれません。

リーマンショックを経験した人は、資産がとけていくと感じたそうです。。。

日本在住であれば基本的に円資産の割合が大きく、かつ、日本は今後成長が見込めない、米国、全世界のほうが成長するため、私の場合は日本への投資は不要としています。

4.出口戦略

読んでよかった内容は出口戦略についての考え方です。

投資の始め方・やり方の情報は沢山ありますが、出口戦略に関しての情報はあまり見かけません。

出口戦略は
①年齢ごとにリアロケーション(リスク資産の割合=100-年齢%)
②定率(年4%目途)の取り崩し
③必要な時に必要な分だけ取り崩す

 

暴落はいつ来るかわらず、長期投資の終盤に来たら悲惨です。

しかし、年齢ごとにリアロケーションすれば、長期投資終盤でのリスクを低減できます。

できれば、投資期間は無期限とし、働かなくなっても②の定率4%の取り崩しで原資が減らないようにできればベストです。

 
いずれにせよ、これから投資を始める初心者には良い教科書だと思います